日本酒LOVEの、さかばクンです。
昨今の日本酒ブームもあり、
《日本酒○種飲み放題》
《時間無制限》
《食べもの持ち込み可》
といった看板を掲げるお店が最近やたら増えたように思うが、
その“革命的業態”を生み出したお店をご存知だろうか。
この「やまちゃん」だ。
新宿御苑前駅裏手の路地にある雑居ビル2Fにあり、
かなり地味な佇まいなのだが、
日本酒好きにはよく知られた超有名店である。
ところが、この「やまちゃん」、2017年の中頃に閉店してしまうというのだ。
閉店の理由は、やまちゃんのホームページによれば、
「やまちゃんスタイル」を安易にコピーするお店が乱立し、心を痛めたからとのこと。
いやぁ、確かにそうだよなぁ~
結構大きいところがチェーン展開のように「やまちゃんスタイル」を拡散しているから、
やまちゃん、イヤになっちゃったんだろうなぁぁぁ。
しかし、かくいう日本酒LOVEの私も「やまちゃん」は未訪。
そして「やまちゃんスタイル」も実は未経験なのだ。
閉店が近いと言うことは聞き及んでいたので、一度行ってみたいと思っていたところに
このたびやまちゃんで貸切会を催す酒友よりお誘いをいただき、
“初やまちゃん!”が実現したのだ。
15時スタートだが、出入り自由と聞いていたので少々のんびり伺い、
15時5分に到着したら、店内はほぼ満席。
しまった、出遅れたか。。。
店内は10名ほど座れる長机が8列ほど並んでいるシンプルな店内。
無用な飾り付けや、お洒落なインテリアなどは一切ない。
日本酒とひたすら向き合う空間になっているんだな。
人をかき分け、どうにか会費の3240円を支払ったのち、
知人がいるテーブルにつこうと思ったが、すでに満席。
おとなりの長机に空席があったので、そこに落ち着く。
今回お誘い頂いたO夫妻はこういう催し物のスペシャリスト。
ガスコンロをお店からかり、鮭の粕汁をこしらえている。
そのほかにもみなさんが持ちこまれた(or 作ってきた)
美味しいそうなアテが机の上に所狭しと置かれている。
これは鶏肉料理だったかな。
いっぽうの私の長机でもおでんをぐつぐつと煮込んでいる方がいる。
みんな思い思いにこの場を楽しんでいる。
まさにこれが“やまちゃんスタイル”なんだな。
私は、日本酒に合うつまみということで、
あさりの佃煮を西武のデパ地下で購入し、持ってきた。
そして、いよいよ日本酒だ。
このとおり冷蔵庫にならぶ地酒・銘酒の数々。
すでにそれぞれがテーブルに何本か持っていってるので、もっと種類があるのだが、
これをセルフで取り出し、好きなだけ飲んでいいのだ。
こりゃたまらんわな。
壁にはやまちゃんへの寄せ書きがあちこちに書かれていたな。
よ~し、飲むぞ~!!!
いちいち、日本酒の紹介は割愛するが、
私が飲んだ順の酒瓶オンパレード!(笑)
会がはじまって少ししてから、やまちゃんのマイクパフォーマンスがはじまる。
ようは、人員点呼と会費納入の確認というわけだ。
紛れ込んでタダ酒飲んでる輩がいては困るからね。
(そんなやつはこのメンバーにはいないだろうが・・・)
この点呼の作業が実に楽しくて、
この場にいる人数と受付で会費を払った人数がピタリと合ったとき、
めちゃくちゃ気持ちいいのだ♪ (合って当たり前なんだけどね)
「俺たちってデキるグループだよね~」みたいな妙な一体感も生まれる。
この一連の作業を楽しく盛り上げるやまちゃんって、スゴいな。
富山で塩辛といえば、黒づくりの塩辛らしい。
食べると一瞬でお歯黒のようになる(笑)
ミニチュア納豆巻きになっている、納豆せんべい。
成城石井で売っているらしい。
これおもろい。
本日、さかばクンが一番気に入ったお酒。
「萩の露 槽場直汲み 純米吟醸 渡舟 中汲み 生酒」(滋賀)
はじめ、席の関係でひとり飲み状態のようになってしまっていたが、
お酒が進めば、みんなすぐに「酒友」さ(笑)
目の前に座ったフランス人や福岡出身の若者らと意気投合。
そこを起点に右隣、左隣のグループとも仲良くなって、
気づけば3時間30分も日本酒を次々と飲みちらかしていた。
そろそろ引き上げ時かな。。。
これ以上長居すると醜態をさらしそうだ・・・(笑)
まだお開きではなかったが、みなさまにご挨拶し、一足先にお暇する。
まさに“酒縁”に恵まれた「やまちゃんの会」。
とっても楽しかったな。
誘ってくださったO夫妻、ありがとうございました!
日本酒セルフ飲み放題 やまちゃん
新宿区新宿1丁目12-10 2F
03-5315-4688
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