イベントでは屋外でずっと飲んでいたので、すっかり体が冷えてしまった。
「熱燗飲んであったまりたいね~」と言ったら、
友人が「『青二才』がすぐ近くにあるよ」と教えてくれたので向かう。
ほんとだ、近い。
お隣のビルのテナントだった。
中野でブレイクした「日本酒バル 青二才」。
女性も入りやすい日本酒バルとして人気のようだが、
神保町にもお店を出していたとは。
「青二才」デビューだ。
お洒落な外観、とガラス越しに見える店内からは日本酒専門店に見えない。
屋外のテラス席は冬らしくコタツ仕様になっている。
コタツ飲みもいいなぁと思ったが、さすがにまた屋外はキツイので・・・カウンター席へ。
次回はちゃんと着込んできて、コタツで熱燗キューってのをしてみたいな(笑)
まるでワインかクラフトビアかのような Today'sSake List だが、
この日の日本酒40種の紹介だ。
冷酒のサイズは、3勺・5勺・8勺・1.5合と4パターンから選べるようだ。
ここまで細かく設定されている店は珍しい。
燗酒の場合は徳利で提供なので1合のようだ。
イベントでさんざん食べてきたからお腹はいっぱいだが、
フードメニューも細かく観察。
しょっぱな体を温める熱燗にはパンチのある「十旭日」(島根)を選ぶ。
19BYの原酒。
ガツンとくる味わい! 冷えた体に染み入るね。
《この店いいなぁ~と感じた瞬間、その1》
酒瓶をスマートに置いておいてくれること
日本酒好きは、ラベルのデザインやスペックなどが書かれた裏書きは必ず見たい。
そして、スマホでそれを撮影するのだ。
いまやSNSの時代。
お客さんが撮った酒瓶の写真をTwitterやFacebookにあげてくれることは、
タダでお店の宣伝をしてくれてるようなもんだ。
青二才はそのあたりを十分承知しているんだろう。
何も言わずにはじめから酒瓶を置いていってくれる。
酒瓶を出して、お客さんの様子を見計らって酒瓶を下げるという動きは、
店員さんにとって一手間も二手間もかかることなので、本当は面倒なはず。
それをさらっとやっている青二才のスタッフ、偉いなぁ。
「酒瓶を撮らせてください」ってお願いすると
怪訝そうな顔するお店もまだ少なからずあるものね。
スマホの登場でカメラが当たり前になったので、随分変わりはしたけれど・・・
ポテサラ好きなんで、メニューにあるとついつい頼んでしまうんだよな。
鯖干物といぶりがっこ スモークチーズのポテトサラダ
鯖が多すぎるのか・・・ちょっと燻製臭がまさっちゃう印象。
このへんは好みなのかな。
友人が好物のホタルイカの塩辛。
うーん、これは日本酒のアテとして間違いないよね。
十旭日の一合徳利はあっというまに空いてしまい、
2本目へ。
「万齢」(佐賀)
こちらもお燗でいただく。
柔らかい甘みにほっこり。2杯目にピッタリだったな。
カウンター席の上にある棚を見上げたら、
見慣れぬお酒がずらーっと並んでいた。
飲んでみよ♪
「女城主」(岐阜)
《この店いいなぁ~と感じた瞬間、その2》
「女城主」は5勺のグラスで2つ注文した。
そして、友人はトイレに席を立つ。
その間に私のグラスが出てきた。
「あれ? 2つ頼みましたけど?」って聞いたら、
友人が席に戻ったタイミングで2つめのグラスを出すというのだ。
そして、そのとおり着席すると、さっとグラスが出された。
これも手間のかかることだと思うのだが、
こうした心遣い・気配りができるお店は素晴らしい。
岐阜県恵那市のお酒とあったので「おや?」とは思ったのだが、
来年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の井伊直虎とは違うようだ。
この日本酒の「女城主」は、恵那にある岩村城というお城の当主になったと伝わる
お直の方(おつやの方)とのこと。
岩村城について詳しくはこちら→「岩村城 結婚受け入れた女城主」朝日新聞2009.8.18
ラストは私が東鶴(佐賀)、友人が「風の森」(奈良)。
うん、なるほどいい店だったな。
日本酒女子にウケがいいのがよくわかったよ。
中野店のほかに阿佐ヶ谷店ってのもあるみたいだけど、
こっちは電話・住所非公開、常連さんの紹介なしでは基本入れないみたい。
こういうスタンスを掲げるお店の形態、なんか増えたよね・・・・・・
店のスタイルは経営者の自由だからツベコベ言わないけど、
個人的には阿佐ヶ谷店のようなスタンスのお店に、
わざわざツテを頼ってとかしてまで、行きたいと思わないんだよね~
今日、一緒にイベントに参加した友人とは、
それこそ「青二才」だった学生時代のころからの悪友だ。
いまでも年に数回は顔を合わせ飲んでいるのだが、
毎回、学生時代に戻ってしまい、
お互いベロベロになるまで深酒・痛飲してしまうのがお決まりのパターン。
この日は、まだ月曜日だったし、翌日には大事な仕事をふたりとも抱えてたし、
「必ず、1時間で帰ろう!」と固く誓い合ってから飲み始めたのだ。
でも、結局いつものようになってしまうんじゃないかと内心は思っていたのだが、
見事、ちゃんと誓いを守って、1時間でチェック。
帰路は竹橋駅まで歩いて行き、上りと下りに分かれたのだった。。
へぇ~、俺たちもやればできるじゃ~ん(笑)
お財布にも優しいし、奥さんにも怒られないし、とっても優等生な夜だったのだ。
日本酒バル 青二才 神保町店
千代田区神田錦町3丁目22 テラススクエア
電話: 03-5244-5244
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