ある朝、上石神井駅にこんなポスターが貼ってありました。
「日立製作所 中央研究所 庭園見学」
おっ! 以前、『ブラタモリ』で取り上げていた庭園です。
これは行ってみたい!
速攻、ぴょんぴょんさんとの2名で申し込みましたが、即決して正解でした。
早くに満員になっていましたからね。
張り切りすぎて9時頃上石神井駅に着いてしまいました。
構内のパン屋さんでモーニングコーヒーを飲みながら待機です。
ぴょんさん直前になってトイレにいくもんだから、ちょっと焦ったけど、
9:39発拝島行きに乗車。
すると、指定された2両目には参加者が大勢乗っていました。
上石神井より手前の駅から乗ってきた方々ですね。
西武鉄道の旗をもった社員さんも3名?同乗しており、現地まで引率してくれます。
小川で西武国分寺線に乗り換えます。
このあたりの西武線路線図は複雑怪奇です。
西武線ユーザーでもわけわからんところがありますので、
東急・小田急沿線といった意識高い系住民には理解不能かと思います(笑)
われわれが東急路線図がアタマに入ってこないのと一緒の現象ですね・・・
そして、10:19。
予定通り、国分寺駅に到着。
北口から商店街を抜けて、中央研究所まで歩いて移動。
およそ10分くらいですね。
商店街でプチ行列ができているおだんご屋さんを発見。
「だんごの輪島」って言うんだぁ。
そのくらいにしか思ってなかったのですが・・・帰ってからネット検索してビックリ。
ボクシングの世界チャンピオン輪島功一さんが営む団子屋さんだったんです。
買えばよかった。
西武鉄道の旗のもと、ぞろぞろと歩く参加者。
遠足気分で楽しいな♪
中央研究所、着きましたぁ!
①春・秋の2回しか公開しない。
②公開時間が短い。
③雨天だと公開中止。
まさにシークレットガーデン。
アルコールの持ち込みは厳禁です
この日立のマーク、懐かしい。
入ってはいけないところに入るような感覚で、ドキドキするな。
正門を渡ると橋がかかっています。
橋の名前、なんて読むんでしょう?
橋の両サイドからもう手つかずの森林が広がっています。
「へんじんばし」と読みます。
研究者は、人とは異なる視点・観点が求められ、
時には「変人」呼ばわりされるくらいの探究心・執着心が必要だと思います。
そうした意味がこの橋の名前には込められているのでしょうか。
橋を渡ると正面に「小平記念館」があらわれます。
白い研究棟は、緑あふれる敷地にマッチしていますね。
「小平」は日立創業者の小平浪平からとったものです。
中央研究所が創設されたのは1942年(昭和17年)のこと。
当時の国分寺は農地が広がる、静かな自然環境に恵まれた場所でした。
建設にあたって、日立製作所創業社長、小平浪平は、
「よい立ち木は切らずに、よけて建てよ」と、
元ある景観をできるだけ残すよう伝えました。
その言葉に従い、武蔵野の森が守られたのです。
この創業者の理念・哲学が今なおしっかりと受け継がれ、
庭園は今日まで残されてきたのですね。
ここで西武さんの引率は終了。
現地解散、これからは自由散策となります。
この一般公開、事前の予約とかは必要ないようです。
今回は、はじめてでしたし、国分寺の地理がよくわからなかったので、
西武鉄道の企画に申し込みましたが、
次回からは公開日さえネットでチェックしておけば、当日ぷらっと行くことも可能です。
現地解散後、スタッフから案内図をいただきました。
日立のサイトによれば、総面積207,000㎡。
東京ドームの約4.5倍の敷地があるんだとか。
敷地内の芝生広場周辺にはテントが出て、
国分寺の物産フェアや、地元グルメの屋台などが並んでいました。
庭園を拝観したあとに寄ってみましょう。
なんだこの行列は!?
人気のラーメン店ではありませんよ(笑)
みんな「ハケ」からの湧水を見ようと並んでるんです。
あまりに列が長いので、大池を1周してからまた来ようと思います。
ですので、「ハケ」についてはのちほど。
白鳥!?
タダの白鳥じゃありませんよ。
由緒正しき白鳥なんです。
なんでも、今上天皇が皇太子時代にこちらを訪問された際に、白鳥を下賜されたそうですから、
皇居の白鳥の子孫ということになりますね。
そう聞くと、余計エレガントに見えてしまう白鳥。
立派なメタセコイアですが、石神井公園のメタセコイアも負けてませんね。
メタセコイアって聞くと高田延彦の「出てこいや」が思い出されてしまいます。
そう、聞こえませんか?(笑)
そこで、「メタセコイア・出てこいや」で検索してみたら結構ヒットしました。
同じ症状の方は意外と多いようです。
これがその大池から野川へと放流される水門です。
庭園のすぐとなりを中央線・西武国分寺線が走っていますので、
電車音を聞こえてきますが、その姿は木々によって遮られ見ることがほとんどできません。
お天気がよかったので、見学者が次々と来園しているようです。
うわっ!
さっきより列が延びてる。。。
「ハケ」というのは「国分寺崖線」のことです。
武蔵野礫層にたまった雨水が地下水となって、ハケから湧きでているんですね。
こちらの湧水がまさに野川の源流となっていることもあり、ブラタモリ相乗効果も手伝って、
長蛇ができあがるというわけです。
水がちょろちょろ湧き出るところ見たさにこれだけ並ぶって、よく考えたらすごいことですね(笑)
さぁ、ランチタイムです。
先程の芝生広場にもどって、美味しいもの探しです。
アルコール厳禁ですが、お土産用のワインは売っていました。
でも、この場で開けることは×なんでしょうね。
おっ、これにしよっ!
「東村山黒やきそば」。
東村山市民に絶大な人気を誇る「ポールスタア」製のソースで、
イカ墨と鹿児島産の黒酒を使用した焼きそば専用の濃厚ソースです。
近場でピクニック。
持参のお弁当を広げてる人たちもいますね。
B級グルメとしても有名な「東村山黒焼きそば」
はじめて食べましたが、これイケます!
おもわずとなりで直売していた黒焼きそばソースを2本買ってしまいました。
それと、モヤさま・和風総本家に取り上げられたと宣伝していた「今川焼」を買ってみましょう。
あんこが上品。
皮はぷにゅぷにゅした食感があります。
できたてはやっぱ最高ですね。
日立OBでしょうか。
日本のものつくりを支えてきた世代ですね。
公開日が紅葉のピークよりもはやく、ちょっと残念でしたが、気持ちのいい庭園散策でした。
ぜひとも、春の公開日にも来てみたいです。
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国分寺の駅に戻ります。
焼きそば1つと今川焼き1コをぴょんさんとシェアしただけでしたので、
小腹がまだ空いています。
そこで、駅ビルのレストラン街に行ってみました。
「塩ラーメンが食べたい」と、ぴょんさん。
函館ラーメンに狙いを定めました。
日曜日の午後なので、どこも結構混んでいて、並んでいるお店も多かったのですが、
タイミング良く並ばずに、
狙いの「函館らーめん 塩の蔵」に入れました。
海老わんたん麺(980円)
相変わらず、ぴょんさんは、わんたん好きだなぁ~
塩そば・味玉入り(820円)
塩ラーメンとしては、可もなく不可もなく・・・
函館ラーメンとしては、荻窪の五稜郭に勝てるわけもなく、少々物足りなかったな。
日立製作所 中央研究所
国分寺市 東恋ケ窪1丁目280
函館らーめん 塩の蔵
国分寺市南町3丁目20−3 国分寺駅ビル屋上レストラン街
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