私が年に数回、日本酒会で訪れる「割烹きよみず」。
下馬の閑静な住宅街にあるご夫婦でやられている小さな割烹だが、
ご主人の腕が素晴らしく、毎回そのお料理が楽しみで日本酒会に参加している。
しかし、「きよみず」には日本酒会というイベントでしかお邪魔したことがなく、
ふだんの営業日に妻とふたりで来てみたいとかねがね思っていた。
それがようやくこの日実現したのだ。
この日はご主人に「日本酒会と同じようなスタイルでお願いできませんか」
とワガママなリクエストをした。ありがとうございます!
日本酒会での感動をぴょんさんにも味わって欲しかったからだ。
そのスタイルとは、
6種の日本酒と6品の料理のマリアージュだ。
日本酒会のとき、
私もご一緒する仲間もたいてい最初にビールを飲み、
〆の食事も必ず頼むので、
この日もそのダブルオプションをあらかじめコースに加えてもらっている。
ふだんも12名だけの贅沢な日本酒会なのだが、
今宵は、まさに「ふたりだけの日本酒会」だ。
この日は他に2組いらして、そちらもそれぞれ特別メニューだったようなのでご主人は大変だったろうな・・・
さぁ、どんなお料理が出てくるのか楽しみ♪
きき酒師でもあるご主人がセレクトするお酒もワクワクするぞぉ♪
「熟撰」で乾杯!
先付
みつば、わさび、蕗などなど・・・春を感じるね。
1.「手取川 純米辛口」(石川)
ラベルも春だね~
お刺身 マグロ・平目・北寄貝
2.「武甲正宗 花ちちぶ 純米生酒」(埼玉)
これまた春らしいボトル。
鰆
さかなへんに春!
3.「梅乃宿 純米吟醸~春の生酒~」(奈良)
この日のために春のお酒をいろいろと仕入れてくれてきたようだ。
なんだろ?
わらび、菜花、うどをはまぐりのお出汁で玉子とじにしている。
「春」が五臓六腑に染み渡るわ~
4.「喜楽長 春の酒 純米」(滋賀)
このラベルも素敵♪
そして、はまぐり美味し。
栃尾油揚げと葉にんにく
5.「黒兜 夢一献 純米吟醸」(福岡)
黒麹仕込みって珍しいね。
ここから揚げたての天ぷら。
「きよみず」は天ぷらの会も催しているんだが、そちらは参加したことがない。
たけのこ
横に添えられているのはメイヤーレモン。
レモンとオレンジを掛け合わせた品種らしい。
ふきのとう
白魚
たらの芽
ふかうら雪人参
糖度の高い青森県深浦町産のブランドにんじん。
確かにあま~い
6.「雪の茅舎 山廃純米」(秋田)
そうなると思ってたけど、お燗も飲みたくなって7酒目を追加。
7.「多満自慢 純米無濾過」(東京)
〆は土鍋アワビとウニごはん
「日本酒会ではいつも〆が麺なので、今日はごはんにしました」とご主人。
よくわかってらっしゃるぅぅぅ! さすがです!
これ食べてみたかったんですよ~!!!
見るからに贅を尽くした逸品だが、
生のりがいいアクセントになって潮の香りに満ちあふれた土鍋ごはんだ。
ぴょんさんも、こちらの春爛漫のお料理とお酒をとっても満足してくれたようだ。
そして、どの器も素敵なことに感動してた。
夫婦水入らずでこんな贅沢な時間を過ごしたのは久しぶりだったが、
たまにはいいものだ。
今度は季節を変えて、また夫婦でお邪魔したいな。
きよみずさん、いいカミさん孝行ができました。
ご馳走様でした。
割烹きよみず
世田谷区下馬4丁目3−9 魚鯛ビル 1F
電話: 03-6805-4131
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