東中野と大久保と落合のトライアングルゾーンにあたる
北新宿の大町通りにはしぶ~い店が並ぶ。
今回はいわゆる町中華の「味楽」だ。
あじらくなのか、みらくなのか・・・
読み方に悩んだが、どうやら「みらく」が正解のようだ。
店頭に無造作に置かれたオススメメニューを確認し、心を決めて店内へ。
カウンター5席とテーブル席3つ。
こぢんまりとしたお店だ。
静かなご主人と元気のいい奥さんの老夫婦で切り盛りされているようだ。
前夜の痛飲がたたり、なんとなくスッキリしない。
こういうとき、私の場合はガッツリ食べた方が回復が早いのだ。
「半チャン、タンメンお願いします!」
テーブル席はガテン系で埋め尽くされ、
カウンターには昼からビールをあおる地元のお年寄りがちらほら。
スーツ姿の私は思いっきり浮いていた(^^ゞ)
オーダーを受けると、ご主人と奥さんで役割分担がきっちりあるようで、
てきぱきと調理をこなしていく。
カウンター上には"魔法の白い粉"が堂々と置かれている。
いやいや、これでこそ町中華だ。
むしろ無化調の町中華なんてあり得ないからね。
すると息子さんだろうか、男性がお店に戻ってきた。
そして、戻ってくるなりお母さんに
「なにやってたの!」「遅い!」とガミガミ叱られている。
その後も、息子さんがなにか動けば動くたびに必ずお母さんがドヤしている。
おいおい、この光景は毎度のことなのか。
お父さんだまーってるし。
ほかのお客さんもあまり意に介していないみたいだし・・・
う~ん、これもこの店の"化学調味料"ということなのかな(笑)
あんまり気分のいいんもんじゃないけど(^^ゞ
そうこうしていると、まずはタンメンが着丼。
おぉ、うめぇ~
弱った胃袋に塩味のスープが染み渡る。
いかにも町中華らしいタンメンだが、味の濃淡が素晴らしい。
濃いようで濃くない。薄いようで薄くないいい塩梅なのだ。
そして、半チャン忘れちゃったんでじゃないかと一瞬思ってしまったほど、
遅れて半チャン登場。
「半」よりは多い2/3といった量。
これまた味が濃すぎず薄すぎずバランスの良いB級チャーハンだ。
チャーシューとナルトで色味もいい。
怒られっぱなしの息子さんは"しょっぱい"顔をしていたが、
怒っているお母さんの料理はしょっぱくなかったというわけだ。
焼肉定食を頼む客が多かったが、
出てきた焼肉をチラ見して、納得した。
厚めの豚肉を焼いたものに目玉焼きが乗り、
サイドにはトマト付きのサラダと注文を受けてから作るナポリが添えられているのだ。
お子様ランチ的な見た目が最高じゃないか。
これは一度食べてみたい。
焼肉も美味そうだったし、
ここの五目そばが美しいようなので、次回は大いに悩みそうだ。
中華料理 味楽
新宿区北新宿4丁目21−7
電話: 03-3361-4761
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