世田谷文学館で開催中の展覧会を観に行こうと千歳烏山駅で下車しました。
“せたぶん”のいちばんの最寄り駅は芦花公園駅のようですが、
各駅しか停まらないので、準特急が停まるひとつ先の千歳烏山駅で降りることにしたんです。
地図を見たら、そんなたいした距離でもなさそうでしたしね。
せっかく千歳烏山駅に降りたんですからどこか美味そうなお店に入ってみましょう。
西口を出てすぐ目の前にある「中華そば 榮じ」に入ります。
営業時間は11:30~って某食べログには書いてあったのですが、
11時ちょうどのこの時点ですでに「商い中」の看板が出ていました。
煮干しベースのスープと自家製麺のシンプルイズベストな醤油ラーメンと聞きます。
店に入ると、開店したばかりで私は本日最初の客のようです。
食券機がありましたが使っていないようで、
メニュー表を見て口頭でのオーダーです。
若い店主かと思いきや、ダンディーなおじさまが厨房にいました。
わんたんめんにしましょう。
ほー、こりゃ見た目でもう美味いってわかるわ。
スープの表面には多めの油膜が張っています。
わんたんは餡が多いタイプ。
チャーシューがホロトロで最高です。
ゆめちからを使った自家製麺は白く柔らかめの食感。
あぁ、好きなタイプの醤油ラーメンです。
店主は手が空くと白菜を切っていました。
コク旨中華そばも野菜そばも気になります。
ごちそうさまでした!
お腹が満たされ、ゆっくり散歩をしながら世田谷文学館へ。
7,8分歩きましたが、ちょうど桜が見頃で桜を愛でながらでしたので、
まったく遠さを感じませんでした。
“せたぶん”に来たのは「浦沢直樹展」を観るためです。
※3月31日で会期終了してしまっています
入口から『20世紀少年』の一コマ。
展覧会は浦沢直樹作品の原画だらけ。
『MONSTER』の最終巻は単行本1冊分の原画が並んでいますし、
『MASTER キートン』や『20世紀少年』、『Happy!』など、原画の物量に圧倒され、
浦沢がいかに描きまくってきたかがよーくわかる展示になっていました。
小学生や中学生の頃の絵もあり、才能の片鱗がすでに見られました。
展示場の2カ所は撮影可となっていて、
こちらは『MONSTER』のワンシーン。
そして、『20世紀少年』のともだちがいました。
私がこれまでの人生で影響を受けたマンガ(大好きなマンガと置き換えてもいいですが)
と聞かれたら、
迷わず手塚治虫の『ブラック・ジャック』と浦沢直樹の『MASTERキートン』と答えます。
その浦沢直樹自身も手塚の『火の鳥』に強い衝撃を覚えて漫画家の道を志したと言います。
手塚作品の魂を受け継ぐ浦沢作品におのずと私も惹かれているのでしょうね。
たのしい展覧会でした。
世田谷文学館、次回の展覧会は4月23日から「精霊の守り人展」とのこと。
“せたぶん”のセンスって素晴らしすぎる。
実は、上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』シリーズ(全10巻)は、
壮大なスケールのファンタジー小説で、めちゃくちゃ愛してるんです。
はじめは10巻にもなるなんて想定していなかったそうですが、
ストーリーはいっさい破綻せず、ラストの大団円まで見事な筆致がつづきます。
ファンタジー小説ってずっと敬遠してきた私が、
これだけは“激推し”できますんで、ファンタジー嫌いな方もぜひ!
ちなみに綾瀬はるか主演ではじまったNHKドラマも原作の空気感を損なわない出来映え。
NHKが本気出すとやっぱりスゴイっす。
よーし、また“せたぶん”にやって来なければいけませんね。
そんときはまた「榮じ」で食べようかな(笑)
中華そば 榮じ
世田谷区南烏山5-17-11 三栄ビル1F
03-3326-4449
世田谷文学館
世田谷区南烏山1-10-10
03-5374-9111
0 件のコメント:
コメントを投稿