大崎終わりだったので「池袋あたりが中間で良いか〜」と考えていたのだが、その後輩が「赤羽に行ってみたいです」という。ならば埼京線でそのまま赤羽行きますかぁ!
赤羽と言えば有名酒場が数多く存在するが、そう言えば、駅前すぐの大衆酒場、まるよしに未訪であった事を思い出す。
やっと来れたぜ |
人一人通るのが困難なくらい、店内目一杯に拡がるコの字カウンターが特徴的。
たまらない雰囲気だ |
先ずは赤星で乾杯だ。
ンゴンゴとぷはぁ |
それに合わすは煮込み。優しい味わいでなかなか美味い!THE酒場の味だ。
見目麗しい |
しかしヤマピカが最も食べたかったのはこのきゃべ玉だ。
うっひょおおお!これがきゃべ玉! |
キャベツと卵を塩胡椒程度の味付けで炒めただけのものと思われるが。。。これがまた懐かしい味わい。
んまい |
と、いうのもヤマピカが子供の頃、よくお祖母ちゃんが作ってくれた料理と酷似しているのだ。尤も、お祖母ちゃんのはキャベツがもう少し細かく刻まれていたが。。。
そのまま食っても美味いが、やはり幼少時の思い出にそのまま引き摺られ、ウスターソースで頂く。
やっぱ醤油じゃなくウスターだろ |
うーん、こりゃ最高だ。思い出補正もあるかもしれないが、キャベツの甘みと玉子の風味がたまらない。そこにウスターの旨酸味。思わず目頭が熱くなるわい。
おっとカウンターが空いたようだ。酔客の合間を縫いながらコの字カウンター奥へと向かった。
着座しヤマピカは黒ホッピーをオーダー。
こちらでホッピーを頂く場合、必ずホッピーセットを1人1つ頼まねばならない。二人で来ているからといって、ホッピーセット1つとナカ1つというオーダーは出来ないのだ。
なかなか良い具合のナカじゃないか |
ナカをジョッキにブチ込んでみたら、お約束の致死量水位。こらアンタ、下手こいたらナカ4くらい行かないとソト使い切れんぞ(笑)
これがデフォルトってんだから最高だよ(笑) |
約定に従うと、呑み慣れていない後輩にこのホッピーセットを勧めるのはリスクがある。後輩のケツは先輩が拭かねばならぬモノ。そんなリスクは背負いたくなくないので(笑)、バリキングにさせた。
オヤジの二杯目を若者に捧ぐ |
この後輩、ホッピーのソトとナカの概念すらよくわかっていない。バリキングともなると尚更だ。
23、4の若者だから仕方がないとは言え、これが可愛いらしい女の子の後輩ならまだしも、野郎である。仕事の話をしても的を得ないし。。。
こいつはアホかと若干、イラつきながらも色々と噛み砕いて教える。「ラークとかホイスっぽいというか、ほら、飯田橋で連れて行ったやむちゃんのハイボールみたいな。。。」
しかしそんな我々の空気感を、コの字カウンター内に居るお店の「オネエさん」は痛く気に入ったようだ。
「バリキングってのはねぇ薬草(植物)エキスが入っててねぇ。。。」に続き、間髪入れず「まぁ飲めばわかるわよアンタ!」とカウンター内から後輩に酒場流指導が入る(^_^;)
取り敢えず美味そうだったので、ハムカツを肴に飲み進める。
こりゃ間違いない |
ウスター&レモンっちゅーのは最高なんや |
衣カリッと揚げたてちょーウメ!王道のハムカツだ。こりゃ良い!
そこにやはりマヨ |
ヤマピカはナカをおかわり。一杯目をソトで薄めつつ飲み、二杯目で使い切ろうと考えていたのだが。。。またも殺人的な量が装填される(笑)
嬉しいです(笑) |
後輩はバイスサワー。「バイスってなんすか?」すかさずオネエさんから「呑めばわかるわよ!」と指導という名のツッコミが入る(^_^;)
なんだか美しい色の対比ではないか |
隣の酔客から「お兄さんたち銀行の人〜?」とご質問を頂く。「しがないメーカーの営業マンですよ~!」と答えると「えー、金融系じゃないのぉ?」とどうしてもそっち系にしたいらしい。
しかし驚くべきは、その自然な介入の仕方である。
ネタに合わせて入ってくるわけではないのだが、なんというか酔客間で都度変わる距離感や空気感を完璧に読み切った上で会話に入ってくる。そしてしつこくない。
お店のオネエさんもそうだが、赤羽ってやっぱり呑み巧者が多いんだな(笑)
その後2軒ハシゴしたが、先輩の指導虚しく、後輩は2軒目の途中から記憶が無かったようだ。。。 |
店名:まるよし
住所:東京都北区赤羽1-2-4
TEL:03-3901-8859
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