『散歩の達人』で連載されている「町中華探検隊」の影響だろう。
ここ最近、「町中華」って言葉がずいぶんと市民権を得てきたように感じる。
「町中華」ってのは、昭和に創業したよく町で見かける昔ながらの中華屋さんのことで、
中華のみならず幅広い食事を提供する中華食堂のことだ。
そして「町中華」と同様に、やはり昭和からあるような町のおそば屋さんで、
蕎麦、うどん、丼物、中華など、何でもありのおそば屋さんも存在する。
これを私は「町蕎麦」と呼びたい。
「町中華」の三種の神器が、カツ丼・オムライス・カレーライスとされるのならば、
「町蕎麦」の三種の神器は、カツ丼・天丼・カレー丼であろう。
意識高い系の手打ち蕎麦屋さんに三種の神器は置いてないもんね。
この日は、多摩センターの豊ヶ丘団地内にある「町蕎麦」に突入。
「満留賀」だ。
「満留賀」も長寿庵とか松月庵とかと同じで町蕎麦によく見かける屋号だが、
「満留賀」の由来や読み方とかそのあたりはこちらをどうぞ。
→Wikipedia【満留賀】
こちらの「満留賀」は豊ヶ丘団地商店街のなかにある。
多摩ニュータウン全体に言えることだが、
世帯の高齢化が進み、若い人たちはなかなか入居してこない。
なので、かつては賑わいを見せたであろう団地内の商店街にシャッターが増え、
なんとも物寂しい。
そのなかでもこの「満留賀」はお客さんで賑わっていた。
さぁ、何を食べようか・・・
ほらほら、三種の神器がちゃんと揃っているじゃないか。
かつ丼(850円)、大盛り(100円)!
揚げたてのカツ。
そして、玉子とじはやや控えめだ。
カツの上に添えられるのは、海苔でも三つ葉でもなく水菜。
となりの味噌汁がデカイ!
わかめてんこ盛りでゲキアツ。
かつ丼の甘さと味噌汁の塩っ気とたまらんな。
箸休めの自家製お新香の盛りもいい。
カツは厚くはないが、適度な脂が入っていて町蕎麦のかつ丼らしい仕上がり。
これはかなり好みのかつ丼である。
あとから来るお客さんもかつ丼オーダーの連続。
やはり、こちらの人気メニューのようだ。
大満足。
ごちそうさまでした。
三種の神器(かつ丼・天丼・カレー丼)以外にも町蕎麦の定義っていくつかあると思うんだよね。
・出前をやっている
・蕎麦だけでなくうどんもある
・鍋焼きうどんも必須メニュー
・ラーメン、チャーハンなんて中華メニューが平然とある
・夏には冷やし中華まで出す
こんなんも町蕎麦の定義に当てはまるんじゃないかなぁ。
石神井界隈にもまだまだ町蕎麦がある。
「町蕎麦探検隊」やってみようかな。
完全にパクリなタイトルだが・・・(笑)
満留賀
多摩市豊ケ丘4-10-2
電話: 042-376-1141
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