「そしがや温泉21」でぽっかぽかになったあとは、
どこぞで一杯引っかけていこう。
実はこのあと素敵な会食が控えているので、さくっと30分くらいで飲めるところがいい。
事前リサーチをなにもしてこなかったので、
駅へ戻りながら適当な店はないかとアンテナを働かせる。
商店街沿いにも良いお店はあるのだろうが、
さかばクンの経験則からは、商店街から一歩入った路地にこそ“酔い”お店が多いのだ。
このときもそう信じて、南北に走る商店街をクロスする東西の路地に注意して進むと、
左手の路地にさかばクンのアンテナが強烈に反応する赤提灯を発見した。
「やきとり たかはし」とある。
よし、ここにしよう。
なかはL字カウンター。
入口付近から常連さん6名ほどがすでに座っておられる。
私は少々奥の席に落ち着く。
まずはメニューを。
お店の看板には「やきとり」と書いてあったが、メニューを見ると「やきとん」のようだ。
やきとりと書いているのに豚メインというお店は実は意外とある。
これは鳥が高価だった時代に「安い豚を焼鳥のように食べてもらいたい」
という店主の思いからこういう看板を掲げるお店があったんだとか・・・
こちらもその名残なのだろうか。
豚も野菜も焼き物はオール130円だ。
飲み物メニューもいたってシンプル。
炭火の焼き台の前にはいかにも職人気質のご主人。
そしてご主人をサポートする大柄の男性は息子さんなのかな。
カウンターの前には丁寧に串打ちされたやきとんや野菜がきれいに並べられていて、
お客からのオーダーを受けると、ここから串をとり、焼いていく。
この光景を見ただけで、「俺のアンテナは間違ってなかったな」とひとりドヤ顔になる。
黒ラベル★大瓶(680円)
さぁ、さっそく焼いていただこう。
あぶら・たん
タネが小ぶりなため、焼きは早く、すぐに出てくる。
あぶらの食感、焼き加減、最高だ。
この1本でさらに「間違いなかった」と確信する。
無論、たんも美味い。
3本目はしろ。
加賀山のしろも絶品だが、こちらのしろもそれに負けず劣らずの美味さだ。
表面ぱりっと、なかはトロッと。
仕込みからご主人の技が光るんだろうな。
4本目はレバー。
へぇ~、これまたいい仕事してる。
火がしっかり通っているんだけど、外も中も固くない。
5本目はなんこつ。
コリコリした食感を楽しむ。
年配のお客さんが多いので、なんこつを叩いて食べやすくした串も別に仕込んでいるようだ。
小さなヤカンで直燗していた灘の「忠勇」を飲みながらもう少し串をつつきたいところであったが、
そろそろタイムアップだ。
チャージがないので、大瓶+焼き物5本(130円×5)で1330円。
これは嬉しい♪
でも、前述のたたいたなんこつのように、
メニューにない焼きとんもあるようだし、野菜串も食べてみたかったな。
そして、駅に戻る道すがら、こんな横丁も発見!
この雰囲気、完全に私の“好物”じゃないか(笑)
横丁文化、昭和のレガシーが祖師ヶ谷大蔵にも残っていたんだね。
祖師ヶ谷大蔵、思った以上に楽しかったぞ。
「たかはし」の再訪と「まるよし横丁」の開拓、必ずやまたこの地に来よう!
祖師ヶ谷大蔵駅構内もウルトラマンだらけ。
右のエースやタロウはよく知っているけど、
左のティガやダイナとかの新しいウルトラマンたちはよーわからん。
コスモスってのが、話題になったのだけは知ってるけど(笑)
やっぱりいちばん好きなのは初代のウルトラマンだな。
ゼットンに倒されたときは本気で泣いたもん。
やきとり たかはし
世田谷区祖師谷1丁目9−12
電話: 03-3483-5182
帰宅後にネットで調べたら、
カウンター席の向こうにこんな素敵なお座敷があったなんてビックリ!
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