担々麺ってひとくちに言っても、奥が深いですよね。
胡麻クリーミー系もあれば、ラー油の辛味が強いタイプもあったり、
さまざまな担々麺があります。
最近は担々麺専門店もずいぶん増えて、店ごとにその特徴が違いますよね。
担々麺好きなんで、2017年は担々麺専門店を意識的に攻略していきたい、さかばクンです。
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勝浦で一泊し、朝食を済ませたのち、勝浦の朝市に出かけてみた。
勝浦の朝市が日本三大朝市とは初めて知ったよ。
三大だけど、勝浦のほかに飛騨高山(岐阜)・輪島(石川)・呼子(佐賀)の朝市が三大朝市みたい。
この日は、大晦日。
さすがに元旦は休むようだが、大晦日でも朝市は元気に開いていた。
キンメ、安い!
買って帰りたいところだが、クーラーボックスもないし、持ち帰れそうにない・・・残念。
昔は、房総のおばちゃんたちが大きな駕籠に海産物をいっぱい詰めて、
東京まで行商に来ていたものだ。
行商列車なんてのもあったくらいだしね。
もうそういうおばちゃん達は見なくなってしまったね・・・
結局、朝市では干物や乾き物をお土産に買った。
そして、午前中、まず向かったのが「勝浦海中展望塔」だ。
小さい頃に家族と来たことがあるから、数十年ぶりだ。
らせん状の階段を90段以上降りていく。
エレベーターとかないから高齢者はしんどそうだ。
さかばクン、いや、さかなクンね(笑)
この日の海中の透視度は8m。
ふだんは5mくらいが平均値らしいので、今日はかなりよく見えるようだ。
ラッキー♪
うわあ~、いっぱいお魚さんがいる!
もちろんエサで魚を集めているわけだが、
リアル水族館の迫力はなかなかのもの。
ダイバーの姿も見えたが、海中展望塔のダイビングが最近可能になったらしい。
勝浦周辺はリアス式海岸となっていて、風光明媚な景勝地だ。
海で心が満たされたあとは、胃袋を満たそう。
いまや勝浦と言えば、「勝浦タンタンメン」!
各地のB級グルメ大会で賞を獲得しているご当地グルメだ。
昔はこんなに有名ではなかったが、その歴史は古く1954年創業の「江ざわ」が発祥とされる。
勝浦は漁師町なので、
漁師さんや海女さんなどの冷えた体を温めるメニューとして考案されたのがはじまりのようだ。
いまや勝浦市内に勝浦タンタンメンを提供するお店は30店舗以上あるんだとか。
どこのお店で勝浦タンタンメンを食べて行こうかな。。。
するとこんなホームページを発見!
http://katsutan-sendan.com/
どうやら勝浦タンタンメンは商標化され、
この幟が立っているお店が正規取扱店ということのようだ。
このホームページにはマップもあったので、こちらのサイトでお店をリストアップする。
私は、並ぶのがキライだし、手早く食べて次の予定に移りたかったので、
さほど元祖の「江ざわ」にこだわってはいなかったのだが、
意外にもぴょんさんが・・・・・・
「せっかく来たんだから『元祖』のお店で食べたい!!!」と強く主張。
へぇ~、そこまで言うなら行ってみましょう、元祖とやらに。
きっと並んでるぞぉ。
ほ~ら。
言わんこっちゃない。
11:30開店で、我々の到着は11:35分くらいだったが、
大晦日でも大行列・大渋滞だ。
駐車場は満車だったので、臨時に設けられていた第2駐車場に停める。
店頭のボードに名前と人数を書き込む。
84番だ。
いったい、今は何番なのだろうか。
とりあえず、店先のベンチに腰掛け待つしかなさそうだ。
大晦日の外房はとってもポカポカとした陽気で日差しが強く、暑いくらい。
私だけ店先に並んで、ぴょんさんと次男は車で待機となった。
そして、待つことおよそ1時間! SNSいじってたら、1時間なんてあっという間だね(笑)
「84番のさかばクン!」そんな呼び方はしないが・・・
ようやく呼ばれた。
でも、1時間待ったことで朝食がほどよく消化され、いい感じで腹ぺこだぞ。
店内はお座敷、テーブル席、カウンター席とあり、全部で25人くらい座れるのかな。
我々はテーブル席に通された。
結構、メニューバリエーション豊富なんだな。
ぴょんさんはデフォルトの「担々麺」(800円)
私はチャーシュー担々麺(1100円)
そして、小学生の次男も果敢に担々麺に挑む。
オーダー時、店員さんに「子どもには辛いですか?」と尋ねたら、
「辛いのが好きなお子さんでもかなり大変です」との答え。
それでも次男は「担々麺にする!」と言い張る。
キムチもわさびもOKだし、なんとかなるかな・・・
たしかに1時間並んで、ふつうのラーメンでは次男としても面白くないのだろう。
彼も勝浦タンタンメンの元祖のお店で担々麺を食べてみたいのだ。
こういうところは父親のDNAを受け継いでいるな(笑)
辛さ調節で2段階下げることができるというので、
次男は「もつ担々麺」(冬季限定・1100円)の辛さ-2レベルにしたのだ。
たしかにデフォに比べると随分マイルドになっている。
麺は少しウェービーな細麺だ。
歯ごたえのある厚いチャーシュー。
次男が万が一辛くてギブアップした場合の保険にと思って頼んだミニ焼肉丼(350円)。
勝浦タンタンメンは、いわゆる芝麻醤や胡麻の入った担々麺とは違う。
ラー油系の担々麺で、唐辛子で炒めた玉ねぎと挽肉が乗るのが特徴だ。
この炒めた玉ねぎの甘みが、辛さを引き立たせたり、辛味をやさしくしてくれたり、
いい働きをしている。
ぴょんさんも「これは美味しい♪」と高評価であった。
そして、心配された次男も辛さは問題なかったようで、ずるずる麺をすすっている。
具のもつが抜群に美味く、次男はひとつ残らず大事そうにもつを食べていた。
いやはや、さすが『元祖』というだけの味で大満足。焼肉丼も美味しかったよ。
1時間並ぶ価値は十分あったな。
こういう観光客が多い有名店は、往々にして接客が高慢になりがちだが、
こちらはそんなことはまったくなく、並びはじめから食べ終わりまで終始気持ちよかった。
しかし、なんで私は辛いものを食べるとこんなに汗が噴き出すのだろうか。
頭皮や首筋から滝のように汗が流れ落ちてくるのだ。
新陳代謝が良いってことなのか、
それとも逆にどこか自律神経がいかれているのか・・・
店内にいたどの客よりも私がいちばん汗をかいてたな(笑)
元祖勝浦式担々麺 江ざわ
千葉県勝浦市白井久保字原296−8
電話: 090-4410-5798
定休日:月
そして、勝浦を出て東京ドイツ村へ。
これでやっと前の記事とつながったわけだ(笑)
房総編、おしまい。。。
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