銭湯お遍路94湯目。
祖師ヶ谷大蔵にやって来た。
このあたりの地名は「祖師谷」だが、駅名は「祖師ヶ谷」と「ヶ」がなかったり、あったり・・・
「市ヶ谷」や「四ッ谷」と同じ現象なんだろうなぁ・・・
円谷プロの本社が砧に、円谷英二氏の自宅が祖師ヶ谷にあったことから、
祖師ヶ谷大蔵はウルトラマンの街として知られていて、
いたるところにウルトラマンがいる。
2005年に3つの商店街が協力して「ウルトラマン商店街」として整備し、
街を盛り上げているのだ。
祖師ヶ谷大蔵駅からウルトラマン商店街を北方向に進み、歩いて5分ほどで、
『昼のセント酒』にも登場した「そしがや温泉21」に着く。
こちらはなんと天然温泉が湧出する銭湯なのだ。
入口が銭湯らしからぬ立派さ。
券売機が3台も並んでいる。
入浴料+サウナ+大小タオル=680円って私がこれまで入った94湯中で最安値かも!
こちら「スーパー銭湯の先駆け」と評されるほど、
湯種が多くバラエティーに富んでいる。
ただ、さかばクン的には、浴場組合加盟で公定料金で入れるところが「銭湯」であり、
極楽湯やおふろの王様、話題の大江戸温泉物語のようなタイプが「スーパー銭湯」だと思うので、
「先駆け」というのはふさわしくないと思っているが・・・
黒湯の天然温泉が一番のウリなんだろうが、
銭湯中央部にあるミニプールと浴室内にある冷凍サウナが珍しい。
http://www.soshigaya-onsen21.com~そしがや温泉ホームページより
サウナ料金込みの680円の券を購入。
フロントでおばちゃんに券を渡す。
実はタオル付きに気づかず、貸しタオル100円の券も買ってしまっていた。
「これはいらないのよ~」とおばちゃん。
「100円返すから、名前と電話番号を書いてね」
貸しタオル券のウラに苗字と電話番号を書かされた。
これってどういう意味があるの?
なんか悪いことでもしたみたいで、あんまり良い気分じゃないな・・・
脱衣室。
まずまずの広さだが、広いなぁという印象でもない。
サウナ利用者は専用のロッカーがある。
浴室へ。
人気の銭湯なので洗い場は混んでいた。
しかも、浴室内の壁面の高い位置に設置されているテレビで大相撲を放映していたので、
みな風呂に浸かりながら、あるいは、洗い場で椅子に座りながら相撲を観ているのだ。
その洗い場だが、シャワーヘッドがなにげにグローエ製なのに驚いた。
私はシルキーバスで稀勢の里の勝利を見届け、
中央部にあるジャグジーとミニプールに行ってみる。
ジャグジーにはアクアマッサージというのもあり、これはサウナ利用者しか使えないようだが、
強いジェットという感じだけで、どの辺がアクアなのかよくわからなかった(苦笑)
湯温もジャグジーは37℃~38℃の設定でぬるめ。
ミニプールは長さ10mくらいあるのかな。
水深は100~110cm。
子どもは楽しいだろうな。
水温は28度。
そして、プールには打たせ湯のシャワーが3つあり、一角からは強いジェットが噴出していた。
サウナは専用フックで入るタイプ。
なかは7、8人入れる広さ。
となりの水風呂は2人サイズと狭いので、前述のプールとの併用がいいだろう。
それか、そしがや温泉名物「冷凍サウナ」の出番だ。
これは一人用ボックスになっていて、氷点下の冷気が出ている。
冷凍倉庫に入るようなもんだね。
万が一のために緊急ボタンが目の前にあり、緊張して入ったが、
そんなに冷凍感はなく心地よかったね。
ミストサウナに入るのだけ忘れてしまったが、
黒湯も堪能し、相撲を観ながらゆっくり浸かることができた。
風呂に入りながら相撲が観られるなんて枡席よりも贅沢なんじゃないかな(笑)
脱衣場のドライヤーは2分10円。
ロビーのテレビにも相撲観戦の人の群れ。
こうしてみると相撲人気も捨てたもんじゃないなと安心する。
さぁ、今日(1月19日)で初場所は十二日目を迎える。
1敗で単独トップは稀勢の里。
昨年は、年間最多勝に輝きながら、優勝はいまだできず。
琴奨菊、豪栄道に先を越されてしまった。
横綱になれるだけの力は十分あると思うのだが、
ここ一番での弱さもピカイチ。。。
メンタルがもろいのか。
そこまでの力士なのか。
テレビ中継や、銭湯で大相撲を楽しんでいたみなさんの反応を見ても、
「稀勢の里に優勝してもらいたい、横綱になってほしい」という声は大きい。
白鵬は全盛期の力がもうない。
日馬富士・鶴竜は今場所休場だ。
このチャンスで優勝できなければ・・・・・・ほんとうに情けない大関で終わってしまうぞ。
日本人横綱とか日本人力士の優勝とか、
枕に「日本人」がついて回る表現はキライなので、
そういうことで応援しているのではない。
私は無骨で不器用な稀勢の里という力士が好きだから応援しているのだ。
日本人力士の不甲斐なさも感じるが、
相撲の世界は、プロ野球やJリーグと違って、
外国人力士は「助っ人外国人」ではない。
日本人とおなじように部屋に入門し集団生活をしながら厳しい稽古と下積みを経験する。
他方、相撲教習所では日本の文化、歴史、言語、そして国技とはなんたるかを徹底的に教わり、学んでいるのだ。
そういう「力士」に国籍は関係ないというのが私の持論だ。
さぁ、がんばれ、稀勢の里!
そしがや温泉21
世田谷区祖師谷3−36−21
03-3483-2611
営業時間:14時~2時
年中無休(元日だけお休み)
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