思わぬ幸運に浮き立つ気持ちを抑えつつ、手荷物検査場の行列を横目にいそいそとプレミアムクラス専用のチェックインカウンターへ向かう。
プレミアムクラスはチェックインから手荷物検査まで、エコノミー利用客とは分離された専用カウンターを利用出来るので、待つことなく手続きが終了。
おかげで搭乗までだいぶ時間があまったので、専用ラウンジへ。
ANAの場合、専用ラウンジは二つのクラスに分けられており、今回私が使えるのはプレミアムクラスの客なら全員利用可能なラウンジ。
これとは別に、マイレージクラブの上級会員のみが使えるスイートラウンジがあるのだが、こちらはまだ足を踏み入れたことがない。
ラウンジは非常に広く、仕事用のデスクやスツール、ソファー、マッサージシートまで、恐らく400~500人ぐらいが利用できるだけのキャパがある。
何はともあれ、まずは飲み物を取りにドリンクカウンターへ。
生ビールは一番搾りとスーパードライ
ウィスキーはサントリーロイヤルとスーパーニッカ
各種日本酒、焼酎
さすがに瓶から直接注がせるのではなく、それぞれ陶器や壺から注ぐようにひと手間かけてある。
ソフトドリンクはファミレスに置いてあるのと大差ない品揃えだが、健康が気になるお年頃の利用客が大半なためか、青汁サーバーまで置いてある。
滑走路を望むソファー席に腰を落ち着け、ウィスキーを飲みながら搭乗時間までのんびりくつろぐ。
2杯ほどお替りしたところで、出発時間20分前。
今回は珍しくボーディングブリッジからではなく、バスを使っての搭乗。
一般的にはめんどくさいと思われがちなバスでの登場だが、飛行機マニアとしては普段なかなか見られない角度から飛行機を眺められるので、かなりのご褒美(笑)
GEマークが頼もしいCF6-80エンジンを眺めながら、タラップをのぼり機内へ。
アサインされた席は最前列。
身長180㎝の私が足を投げ出しても、まだつま先に余裕がある。
プレミアムクラスの場合、着席すると担当のCAさんが挨拶に来るうえ、コートなどをクロークへ預かってくれる。
そんなこんなで出発時刻となったのだが、出発する気配がない。
どうやら整備作業に手間取っており、出発準備が整わないようだ。
普段ならいらいらしながら待つところだが、今日は別。
席でくつろぎながら、のんびりウェルカムドリンクをいただいると、何もかも許せる寛恕の境地になってくる(笑)
結局30分遅れで離陸。
プレミアムクラスのみ、離陸後まもなく機内食が提供される。
正直、毎回あまり変わり映えしないのだが、機内食というだけで何割り増しか美味しく感じる。
1時間ほどのフライトなので、さっさと食べ終え、食後にスパークリングワインをいただくと、もう富山湾上空。
富山湾上空で180度旋回して富山空港への標準侵入経路に乗ると、5分ほどですぐ着陸。
大気の荒れているこの時期にしては珍しい、揺れの少ない快適なフライトだった。
富山空港は日本で唯一、滑走路が河川敷、というかほとんど河原沿いにある。
一方で、当たり前だがターミナルビルは堤防の外。
そのため、堤防の上を通る日本一長いボーディングブリッジ(しかも登り傾斜)を延々歩いて、ターミナルビルへ向かうこととなり、酔いのまわった足腰にはなかなかこたえる。
ふらつきながらも到着ロビーを通り、タクシーに乗り帰宅。
羽田-富山便の場合、エコノミークラスとプレミアムクラスの価格差は7千円程度。
ラウンジやフリードリンク、機内食など、色々と特典はあるのだけれど、1時間のフライトに支払う価値があるかどうか。
アップグレードしてもらえたら喜ぶけど、自分で支払ってまで乗るには微妙な価格差かなぁ。。。
まぁ、ありがたくブログのネタとさせていただきました(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿